2016.2.13 アンティーク ピアノ椅子をお探しの方へ

先日のアンティーク木目調ピアノに続き、アンティーク木目調ピアノ椅子の紹介です。

ピアノの椅子といえばアップライトだと黒いトムソン椅子(背もたれ付きの椅子)が多く、グランドだと横に幅広い椅子が多いです。

しかし、昭和30年代はグランドにトムソン椅子、アップライトは丸椅子が主流でした。

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2016.4.10 売約↑

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注目ポイントは…

1.4本足

昭和30年代は4本足でした。しかし、徐々にピアノが安くなっていく中で付属品である椅子も安くせざるをえなくなり3本足に変わっていきました。

3本と4本なんてたいして変わらないように思われるかもしれませんが、実際作る側からすると床に置いた時のガタつきをなくしたりする面からは大きく違います。しかし、3本足になってからは安定性の問題で子供が遊んでいて転んだりすることがよくあったようです。

2.木目調

以前載せたピアノもそうでしたが、この椅子ももともとは黒でした。その塗装を当方で剥ぎ取り、中の木目を出してニスで仕上げたのがこの椅子です。

現在なら『どうせ黒く塗装してしまうので中の材質なんてこだわってもコストの無駄』となりそうなものですが、この当時の椅子は塗装を剥がしてみると美しい木目が現れます(おそらく桜か)。

また、以下の写真を見てください。3本足と4本足の違いです。

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お分かりでしょうか、この違い。脚の形が既に経費削減を物語っています。左の3本足よりも右の4本足の方が切り出す分材料費がかかるのではないでしょうか。うーむ。世知辛いことですが仕方ないことです。

3.入手困難

何度も書かせていただいておりますが、そもそも4本足が売られていた時代は過去となり、昭和30年代を越えると3本足が主体となり、結局今では丸椅子自体がほとんど消えてしまいました。

3本足になってからは木材もケチるようになったため、このタイプの椅子が残っていることが珍しいです。

まさしくアンティークです。当方でも在庫がなくなり次第、次の入荷時期などは全くわかりません。

4.最後に

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いかがでしょう?木目調のピアノに木目調のピアノの前に置くと雰囲気があると思いませんか?このような工房でなく、ご家庭や喫茶店などにあっても雰囲気が出そうですよね。

 

2016.4.10追記

座面が金色の椅子が売れました。ありがとうございました。